私は綿毛になりたい

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XREAL Air(Nreal Air)を購入したものの4ヶ月経たずで手放してしまった話

どうも、たんぽぽです。

まだXR技術に興味があり、最近発売されたMeta Quest 3やPico4をヨドバシカメラに行って試してみて購入を検討して、Meta Quest 3を購入しました!
画面に出力される文字などはかなり綺麗です!
ただ、パスツルーに関してはそこそこザラザラしていました。
Quest 3よりも高品質と言われているAppleVision Proに期待が持てますね。(買えるかは別の話ですが笑)

今回は今年の6月末に購入した、XREAL Airについての話です。


X(旧:Twitter)にPostしてからかなり時間が経ってしまいましたが、Xreal Airの簡単な説明と使ってみた感想そして手放した理由を書いてみようと思います。

Xreal Airを購入したきっかけ

tanpopogame.hatenablog.com
上記の記事でも書いたのですが、XR技術に再度興味があり自分のワークスタイルを変えることが出来るのではという期待があったからです。
物理的にディスプレイを置くのではなく、ヘッドマウントディスプレイであれば持ち運べるようになり少し移動をすることになったとしても簡単にできるようになるのではと思いました。
XR技術を使える商品は、今回紹介するXREAL airだったり、最近発売されたMeta Quest 3などのゴーグルタイプのデバイスになります。
XREAL airを購入した理由についてですが、ゴーグル型の周りを寄せ付けない雰囲気を出すものよりメガネ型であまり違和感を周りに感じさせないようなものがいいなと思ったからです。
また、重量感など装着感も重視した結果になります。
次にXREAL Airについて書いていこうと思います。

運用環境としては、14inchiのMacBook Proとの接続のみでした。

XREAL Airについて

まずは、XREAL Airについてを説明します。
Xreal社(旧Nreal社)によって2022年3月に発売されました。
特徴的なものとしてメガネ型HMD(ヘッドマウントディスプレイ)であるという点です。
一般的なゴーグル型とは大きく異なり、形状や機能部分がかなり違っています。
簡単に以下のようにまとめています。

項目 メガネ型 ゴーグル型
装着感 サングラスのように付けられ違和感なく長時間使用可能 頭部の前後に密着感あり。
首への負担も多い。
重さ 100g未満 300g以上
単体動作 PCなどとの接続が必要 単体でも動作できるものがほとんど
XR技術 ARのみ VRやMR対応がほとんどでAR対応はない

おまけ

Nrealからのリブランディングによって、Xreal社へ社名が変わったようです。
商品名もNreal 〇〇からXREAL 〇〇のように変わりました。
商品名は変わったもののNreal airとXREAL airは同じものです。

購入した経路について

今回購入した経路に関してですが、僕は楽天市場のコジマ楽天市場店でした。

購入して3日ほどで届いたと思います。

もちろんAmazonでも売られています。

XREAL Airの使用感について

付け心地について

少し重いサングラスだなーといった印象です。
約80gなので重くて外したくなるということはありませんでした。
3種類のノーズパットがありXREAL Airの鼻へのフィット感を調整することも可能ですが、ほとんどの人はどのパッドを使ったとしても鼻にパッド跡が残ってしまうのではないかなと思います。

XREAL AirスマホMacと接続する場合、Type-c to Type-cのケーブルが必要になり無線での接続は不可能です。
ですので、メガネからケーブルが伸びている違和感が少し感じる人も感じるのではないかなと思います。

付属品に関して

主な付属品はケースやノーズパッド3種(1つは本体に設置済み)、視力矯正用レンズ、ケーブルになります。

見え方について

映像の見え方が気になる方は多いと思います。
解像度としては片目あたりフルHD(1980×1080)になります。
ただこのデバイスのメリットは大画面のディスプレイが空中に映っているような表示になるのですが、その大画面というものとフルHDという画質が噛み合っていない感じはします。
100インチほどの大きさのディスプレイを出すのではなく、30インチ程度の表示をさせるくらいであれば解像度は問題ないのかなと思います。
僕が使用した端末だけかはわからないですが、背景色と文字の色の都合などで表示した際少し滲むような表示のされ方をしていたと思います。
多分黒背景にしている場合は相性悪そうな感じです。
大きな文字を読んだりするのであれば問題ないと思うのですが、少し小さいサイズ(12px程度)の文字を表示したい方や普段ダークモードをメインで使用している方は気をつけた方がいいかもしれないです。

見え方に重要なピント調整について。
Quest3などではある瞳孔間距離調整機能はありません。
一応、専用レンズを装着するためのキットがXREAL Airに付属しているので対応している店舗でレンズを作成して貰えば視力矯正用のレンズをXREAL Airにセットすることが可能になります。
とはいえ、XREAL Airが映すものに対してはどうしてもピントを合わせられないという現象が起きうる可能性があります。
自動でなくとも手動で映像に対してのピント調整機能があれば良かったなと思います。
視力矯正用のレンズはJUN GINZAという東京の眼鏡屋さんが対応してくれるようです。
また、東京に行けないという方向けに購入ができるページがあるようです。
junginza.com


視野角に関しては約46°となります。
HMDとしてはかなり狭いものになっています。
狭い分、画面に集中できるというメリットもあります。

音質について

XREAL Airには内蔵のスピーカーがあります。
こちらについてですが僕の耳で聞いた限りではあるのですが、すごくいいというものではありませんでした。
もしお手持ちでワイヤレスイヤホンがあるのであれば、音はイヤホン経由で聴く方がいいと思います。
とはいえ、悪いともいえないので気楽に使いたいのであれば内蔵のスピーカーを使ってもいいのではと思います。

持ち運びについて

XREAL Airはメガネ型HMDであるため軽く持ち運びは容易です。
専用のケースが付属しているため傷を付けずに持ち運ぶことが可能です。
また、専用のケースにはケーブルを収納するスペースもありまとめる事が可能です。
ケーブル込みで100gほどでケースもそこまで重くないのでリュックなどに入れても影響はあまりないと思います。

モードについて

XREAL Airは4つのモードがあります。

  • AR Space(Androidアプリとの連携のみ)
  • Virtual Desktop(PC専用アプリとの連携のみ)
  • Air Casting
  • Spatical Display(XREAL Beamとの連携のみ)
AR Space

こちらは接続したAndroidスマホをコントローラー(Wiiリモコンのような感じ)として扱い、複数の画面を出してネットしながらYoutubeを観たりなどできる機能です。
僕はAndroidスマホを持っていなかったので試したことはなかったのですが、一番使いたい機能かもしれないです。
このモードのデメリットはスマホのバッテリーが減っていくようです。

Virtual Desktop

PCの画面を他のモードと同様AR技術で表示させる事ができます。
また、このXREAL Airを経由して仮想スクリーンを追加する事ができます。
ノートPCは1つしかモニターしかなくても、XREAL Airを使うことで、複数のモニターを使えるようになります。
ただ、ARで出しているものが全て見えるわけではなく表示領域も狭いのでかなり首を動かすことになります。

Air Casting

こちらは、アプリなどを使わない状態でXREAL AirとPCやスマホを繋いだ場合使用するモードになります。
バイスの画面が追従というより、XREAL Airのモニターに固定で表示されます。
画面を見るの疲れたーとか言って上を向いたとしても画面はそのまま表示表示されます。
このモードが一番標準ではありますが、仕事などでは向いていないかと思います。

Spatical Display

上記の3点のモードをより柔軟に使用でき、使い分けられるモードになります。
画面のサイズを調整できたりなどさまざまな使用方法でできるようです。
XREAL Airと別売りのXREAL Beamを接続し、XREAL Beamに各種デバイスを有線・無線で接続することで利用できる状態になります。
我が家には、XREAL Beamがないため使用できませんでした。

使用した感想

購入して3ヶ月ほど、使うチャンスがある時は使用を試してみました。
基本的な使用用途としては仕事(プログラミング)をする際のモニターにしていました。
感想としては、僕の環境の問題もあると思うのですが文字がかなり読みにくく、継続しての利用が難しい状態でした。
僕の表示している画面は、黒背景に白やオレンジなどの文字が並んでいるという状態です。
黒背景で白などの他の色を出した場合、文字の色側の発色がいいのか光が滲むような感じ、電球や灯りを直接見た時のような光が広がっていき少し端がぼんやりしているような文字の表示のされ方をしていました。
白背景に黒や他の色の文字などであれば、見やすさに違いがあったのかもしれないです。

装着感などに関しては、ケーブルが左のテンプルから出ているところに少し違和感を感じましたが、
それでもメガネをかける軽い感覚で大きな画面を出せるというところには感動を覚えていました。
ゴーグル型のHMDは首や肩への負担が大きいなと今も思っており、そういった負担をあまり感じない分よかったなとは今でも思っています。

使用環境による文字の見えにくさというのがかなり引っかかってしまったため僕はXREAL Airを手放すことになりました。
買って後悔した商品の仲間入りを果たしてしまったものになります。

ちなみに僕が手放した金額は18,000円になります。
こちらはメルカリなどのフリマアプリとかで売った方が良かったなと思います。

まとめ

最後にXREAL Airをはじめとしたメガネ型HMDをおすすめできる人・できない人について書いていこうかなと思います。

おすすめできる人
  • MacAndroidなど、XREAL Airの機能を最大限発揮できるデバイスをすでに保有している人。
  • XR技術を試してみたいけど、ゴーグル型HMDのような大きい機材は持ちたくないという人。
  • 小さい文字などを見る作業を行うのではなくYoutubeなどの動画閲覧やネットサーフィンを大画面で観たい人。
おすすめできない人
  • VRゲームをしたい人。
  • プログラミングや表計算ソフトなど細かい文字が多いような環境で作業をしている人。
  • 普段メガネをつけている人。

購入を迷われている方に関しては、一度レンタルサービスで試してみるのがいいかと思います。
こういう製品は一度使ってみないと合う合わないがわからないというのがあります。
僕は試さずに購入して失敗して最終的に手放してしまったので、気になる方は一度レンタルサービスをお試しください。
rental.kikito.docomo.ne.jp

また、今回僕が購入したXREAL Airには後継機が出ているのでこちらも見てみてください。


僕は、最近買ったMeta Quest3で環境構築できるか試してみたいと思っております。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
もしよろしければ、コメントや読者になるボタン押してくださると幸いです。